2016-10-14

about neo kintsugi 金継について




なんだか流行っているらしいですね金継
ワークショップが人気

わたしがやっているのは
簡易金継といって
漆を使わずかわりにエポキシ樹脂で接着します。
ひらたくいえばボンドですね。

食器用の接着剤ってないんですよね
陶器用はあるんですけど食器に使える!と書かれたものはないんです
新漆というのがあってそれを使う方法もあるのですが
それもカシューという漆ににたものをゴニョゴニョしたもので
チューブに入っているのですが、カシューは天然の素材かもしれませんが
チューブに入って使いやすくしている時点でケミカルなモノを混ぜているわけで
新漆にも食器に使っても大丈夫!とは書かれていないんですね。
だからエポキシで接着しても同じだろう。と、いう見解です。

そのかわり、エポキシで接着したあとに
純金または純銀でフタをします。
真鍮もよい色ですが金や銀よりアレルギーのひとが多いので
食器には純金か純銀をおすすめします。金も純度がいろいろあるので
食品に使える、つまり食べても大丈夫な純金を使用しています。

エポキシや新漆に金泥を混ぜて接着する方法もあるようですが、
見た目は細くきれいな金継が出来るかもしれませんが
結局、ケミカル部分があらわなワケで、、
気にしない方はそれでもいいと思います。
プラスチックの食器を使うのと危険度はそんなに変わらないかと。
あくまでも個人的な見解で、科学的な証拠はないです。

簡易金継も使っているうちに金は剥げてきますので
修復しながら使います。簡易なので自宅で簡単に修復できます。

漆での金継はそれはやっぱり美しい仕上がりで
とても素敵なのですが、そのぶんやはり手間と時間がかかります
ひとによっては被れたりもしますし、
職人さんに直しにだすとそれはそれでお高い。
家宝とまでは言わないけど、骨董品や代々のモノであれば
きちんとしたお直しにだした方がいいと思います。

だけども、娘にもらった湯呑、思い出のマグカップ、
お気に入りの切れのいい急須とか
自分で作ったお皿などなど…
わざわざ漆で直すのも大変…だけど捨てるのも悲しい……
断捨離っていう手もありますけど、笑。

日常的に使うお気に入りの食器を
また楽しめたらいいじゃない
気軽に

と、思うのです。






こんな方も 笑










そもそも簡易金継をはじめたきっかけは
お気に入りの作家さんの蕎麦猪口を
そんなに使ってないのにまっぷたつに…

直して使おう!そう思いながらキッチンの片隅で
ホコリをかぶること1年くらいかな…
漆でーと、思っていましたがなかなか腰があがらない
自宅でキットを買っても一万越え…本体より高く
他に直すものがない……

そんなとき、知り合いの陶芸家のかたが
なおせるよー!って気軽にいってくれたので
マジかっ!と教えてもらったところ
マジかっ!ていうくらい簡単で、びっくり

友人にその話をしたところ
やりたい!われたのいっぱいある!っていうヒトが
意外とたくさんいて、びっくり

そしてそして今日に至るのです
やりたい!けど、割れてるお皿ない!から
割ってみた!っていうヒトもいて面白い